学校評価や授業評価に限らず、正確なフィードバックを得るためには、アンケートの設問文がとても重要です。
今回はその「設問文」に注目していきたいと思います!
step1|回答者に伝わることば選びをする
step2|人によって解釈の異なる聞き方をしない
step3|文章は簡潔に!
step1|回答者に伝わることば選びをする
アンケートを理解して、正確に回答してもらうためには、回答者が「理解できる」言葉で設問文を作る必要があります。
当たり前のようですが、意外と回答者の属性をしっかり想定せず、業界用語や難しい言葉を盛り込んでしまっているケースを多く目にします。
例えば教育現場において「GIGAスクール構想」といえば誰もが知っている言葉ですが、だからと言って保護者対象のアンケートに盛り込むのはお勧めしません。もちろん理解頂ける方もいらっしゃいますが、そうでない方も。
このように、”回答者が理解できない可能性のある業界用語”はなるべく入れない方が良いでしょう。
step2|人によって解釈の異なる聞き方をしない
皆さんは“最近”という言葉から、何を想像しますか?
「2日~3日」と答える方から「1か月~3か月くらい」と答える方まで様々ではないでしょうか。
このように”人によって解釈の異なる言葉”の使用はNG。
回答者が何に対して答えたのかが判らず、結果としてフィードバックをどう活かせばいいのか見えにくくなってしまいます。
この例であれば、「過去1か月の間」「2学期の間」などと具体的に示した方が、より改善活動に繋げやすいフィードバックを得られることになります。
step3|文章は簡潔に!
無償で回答いただくアンケートにおいては、回答者の負担感をなるべく低くする配慮が必要です。
1問1問設問内容の理解に時間が掛かるアンケートを作ってしまった場合、疲れて途中で回答を中断してしまう人も。
丁寧な説明や言い回しにとらわれ過ぎず、回答者がすぐに理解できるような短文で構成することも重要です。
今回は設問文を作るにあたっての注意点を3つ上げてみました。
是非、参考にしてみてください。