06|「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法③回答選択肢作成のヒント

こんにちは!IKISAKI情報局です。

今回の記事では、【「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法③回答選択肢作成のヒント】をお送りします!

前回の記事では設問の作成についてお送りしました。設問と同時に考えなくてはならないことがあります。それが「回答選択肢」です。

Google formでは設問に対する回答選択肢を自由に設定することができます。ですが、設問ごとに選択肢の検討をすることや、アンケート作成時に一問ずつ設問形式の設定をすることは、担当する先生にとって膨大な作業になります。

 

そこでおすすめの回答設定がこちらです!

 

★回答選択肢は基本的に四肢択一とする

★どの設問に対しても同じ回答選択肢を設定する

 

例えばIKISAKIでは回答選択肢として、

とてもそう思う

ややそう思う

あまり思わない

思わない

 

を基本の選択肢として設定しています。

 

google formでは、一つの設問形式 を設定することで、その回答選択肢をワンクリックで簡単に複製ができます。

前述の機能を使うことでアンケートの設定作業を大幅に削減できるため、基準となる回答選択肢を設定し、その回答選択肢に合致するように設問を作成することをおすすめいたします。

回答選択肢作成・設定の参考になれば幸いです。

 

さて、次回の記事では【「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法④googleform設定画面のヒント】をお送りします!

 


 

■「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法シリーズ

01|学校評価アンケートを自前でやってみたい!
02|学校向け:無料アンケートサービスの違いについて
03|学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリット
04|①前準備のヒント
05|②設問作成のヒント
06|③回答選択肢作成のヒント
07|④googleform設定画面
08|⑤設問設定
09|⑥設問の分岐設定
10|⑦アンケートURL配布
11|⑧回答期間を終了する
12|⑨アンケートの集計

05|「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法②設問作成のヒント

こんにちは!IKISAKI情報局です。

今回の記事では、【「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法②設問作成のヒント】をお送りします!

前回の記事はこちら

 

「前準備として設問の用意が必要なことはわかったけれど、その肝心の設問内容がまったく浮かばない…」
「学校評価アンケートのテンプレートを参考にしようとしたけれど、調べても出てこない…」

 

初めて学校評価アンケートを実施する場合は、設問についてお悩みの方も多いと思います。設問はとっかかりがないまま作成するのは難しいでしょう。

 

今回の記事では、学校評価アンケートの設問の具体例などを簡単にご紹介できればと思います。

 

設問の具体例として、 IKISAKIでは下記のような設問を提案しています。

授業
┗例:授業内容はわかりやすい
ICTオンライン環境
┗例:本校のオンライン授業に満足している
学級経営
┗例:担任の先生は、クラスの状況を把握している
進路指導
┗例:先生方に、進路に関する相談ができる
施設・設備
┗例:本校の教育施設や備品は整備され、充実している
学校生活全般
┗例:本校に入学してよかった

 

最近の傾向ですと、「コロナ対策」関連の設問が増加傾向にあります。設問作成については、今回の記事と合わせて以前の記事もご確認ください。

▼学校評価アンケートの設問はどう組み立てるのがベスト?ポイントは“グルーピング

▼正確なフィードバックが得られるアンケート設問って?3つの注意点

 

設問作成の参考になれば幸いです。

 

さて、次回の記事では【「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法③回答選択肢設定のヒント】をお送りします!

 


 

■「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法シリーズ

04|「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法①前準備のヒント

こんにちは!IKISAKI情報局です。

今回の記事では、 【「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法①前準備のヒント】をお送りします!

前回の記事はこちら

 

「Googleformを開いて設問をアンケートに設定しようとしたけれど、いざ画面を見てみたら難しそうで後回しにしてしまった…」

「設問について、どう作れば効果的な結果が得られるかわからない…」

「学年ごとに違う設問を設定したいけど、やり方がわからない…」

 

このようなお悩みを抱えている先生も多いのではないでしょうか?

学校評価アンケートをいきなり設定するのはとても難しいと思います。

アンケートの概要を整理してからアンケートフォームに設定しましょう!

 

学校評価アンケートを実施するときに、用意する必要のある項目は下記4点です。

①誰に対して調査をする?

┗例:生徒、保護者、生徒と保護者など

②どんな設問を用意する?

┗学校生活に関して、授業に関して、部活動に関して、設備に関してなど、

③設問に対する選択肢は?

④アンケート期間は?

エクセルなどを使い、今回作成するアンケートの概要(調査対象や期間)や、質問したい内容を書き出してみましょう。

 

次回は【「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法②設問作成のヒント】をお送りします。

 


 

■「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法シリーズ

01|学校評価アンケートを自前でやってみたい!
02|学校向け:無料アンケートサービスの違いについて
03|学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリット
04|①前準備のヒント
05|②設問作成のヒント
06|③回答選択肢作成のヒント
07|④googleform設定画面
08|⑤設問設定
09|⑥設問の分岐設定
10|⑦アンケートURL配布
11|⑧アンケート集計

03|学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリット

こんにちは!IKISAKI情報局です。

 

今回の記事では、学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリットについてをお送りします。

前回の記事はこちら

 

学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリットとしては、以下のものがあげられます。

 

実際に実施してみなければ、それぞれのメリット・デメリットについての判断は難しいかと思います。

 

そこで、次回からは「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法をお伝えしていきます!

次回は【Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法①前準備のヒント】をお送りします。

 


 

■「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法シリーズ

01|学校評価アンケートを自前でやってみたい!
02|学校向け:無料アンケートサービスの違いについて
03|学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリット
04|①前準備のヒント
05|②設問作成のヒント
06|③回答選択肢作成のヒント
07|④googleform設定画面
08|⑤設問設定
09|⑥設問の分岐設定
10|⑦アンケートURL配布
11|⑧アンケート集計

02|学校向け:無料アンケートサービスの違いについて

こんにちは!IKISAKI情報局です。
今回の記事では、「Microsoft forms」と「google form」はどう違うのか?をお送りします!

前回の記事はこちら

「Microsoft forms」と「google form」の特徴

 

前回の記事で、自分の学校に合ったアンケートツールを使うことをおすすめします!と書きました。

 

「同じアンケートツールなのに、具体的になにがそんなに違うんだろう?」

 

具体的には、アンケート集計をできる「数」が異なります。

 

Google formは回答数が無制限ですが、Microsoft formsでは無料で実施できる回答数が1000件までという制限があります。どちらもとても使いやすい優れたウェブアンケートシステムのため、学校の規模によって使用するツールを選択しましょう!

 

次回は、【学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリット】をお送りします!

 


 

■「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法シリーズ

01|学校評価アンケートを自前でやってみたい!
02|学校向け:無料アンケートサービスの違いについて
03|学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリット
04|①前準備のヒント
05|②設問作成のヒント
06|③回答選択肢作成のヒント
07|④googleform設定画面
08|⑤設問設定
09|⑥設問の分岐設定
10|⑦アンケートURL配布
11|⑧アンケート集計

01|学校評価アンケートを自前でやってみたい!

こんにちは、IKISAKI情報局です。

 

「学校評価アンケートを無料のアンケートサービスを使って一旦は自分たちで作成したいけれど、やり方はどこにも書いていない…」

 

このようにお悩みの学校様は多いのではないのかと思います。
そこで今回、IKISAKI情報局から【無料のアンケートサービスで学校評価を実施するための作成のヒント】をシリーズでお送りします!

 

無料のアンケートサービスとして有名なものに、 「Microsoft forms」や「google form」があげられます。みなさんもセミナー参加後のアンケートなどで、回答した経験があるのではないでしょうか?
実は、多角的な分析を必要としないシンプルな学校評価アンケートは、こういった無料アンケートサービスで作成することができます。

 

まずは、それぞれの細かな違いを理解した上で、自校に合ったサービスをご選択される事をお勧めします。

 

次回の記事では【02|学校向け:無料アンケートサービスの違いについて】をお送りいたします!

 

 

■「Google form」を使った学校評価アンケートの作成方法シリーズ

01|学校評価アンケートを自前でやってみたい!
02|学校向け:無料アンケートサービスの違いについて
03|学校評価アンケートを無料アンケートツールで実施することのメリット・デメリット
04|①前準備のヒント
05|②設問作成のヒント
06|③回答選択肢作成のヒント
07|④googleform設定画面
08|⑤設問設定
09|⑥設問の分岐設定
10|⑦アンケートURL配布
11|⑧アンケート集計

学校評価アンケートの設問はどう組み立てるのがベスト?ポイントは“グルーピング”

この時期多くの学校で実施される「学校評価アンケート」。

 

何を聞いたらいいの?

どんな風に組み立てたらいいの?

他校はどうしているの?

 

とお悩みの先生方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はアンケート設問の「組み立て方」に注目していきます。

 

目次

step1|まずは設問の洗い出し

step2|洗い出した設問のグルーピング

step3|設問の組み立て

 

step1|まずは設問の洗い出し

そもそも学校評価におけるアンケートは、PDCAサイクルでいうところの「C:チェック」にあたります。

「P:計画」を立てて「D:実行」した事が、回答者にとってどうだったのかを「C:チェック」するためにあるのです。

例えば近年であれば、多くの学校で「感染症対策」や「ICT化」,「オンライン授業」など、これまでにない取り組みがあったのではと思います。

定例的に聞きたい設問だけではなく、こうした新しい取組に関する設問も加え、まずは思いつく限りどんどん洗い出していきましょう。

 

この際、”回答する人にとってわかりやすい言葉”を選ぶように心がけてください。

 

step2|洗い出した設問のグルーピング

次は、洗い出した設問のグルーピング作業です。

例えば「生活」「安心安全」「衛生」「部活動」「授業」「ICT」…などの項目(グループ)を作り、先ほど洗い出しておいた設問を振り分けていきます。

 

この際、同じような内容の設問が洗い出されてきますので、こうしたものは統合して整理しながら進めます。

尚、整理していくうちに分類ごとの偏りが見えてくるかもしれませんが、この段階では気にせず進めていきましょう。

 

step3|設問の組み立て

グルーピングが出来たら、最後は組み立てです。

まずはアンケート全体の設問数を決めておき、そこから逆算する形で各分類からバランスよく設問を選んでいきます。

 

次に、選んだ設問を”グループごと”にまとまるように並べていくことで、「回答者しやすいアンケート」が完成します。
(例:グループ1-1,1-2,1-3,グループ2-1,2-2…)

 

いかがだったでしょうか。

 

学校評価アンケートの結果(フィードバック)は、必ず学校運営のヒントになります。

アンケート作りは正確なフィードバックを得るための重要なポイントですので、ぜひ参考にしてください。

正確なフィードバックが得られるアンケート設問って?3つの注意点

学校評価や授業評価に限らず、正確なフィードバックを得るためには、アンケートの設問文がとても重要です。

今回はその「設問文」に注目していきたいと思います!

 

step1|回答者に伝わることば選びをする

step2|人によって解釈の異なる聞き方をしない

step3|文章は簡潔に!

 

step1|回答者に伝わることば選びをする

アンケートを理解して、正確に回答してもらうためには、回答者が「理解できる」言葉で設問文を作る必要があります。

当たり前のようですが、意外と回答者の属性をしっかり想定せず、業界用語や難しい言葉を盛り込んでしまっているケースを多く目にします。

例えば教育現場において「GIGAスクール構想」といえば誰もが知っている言葉ですが、だからと言って保護者対象のアンケートに盛り込むのはお勧めしません。もちろん理解頂ける方もいらっしゃいますが、そうでない方も。

このように、”回答者が理解できない可能性のある業界用語”はなるべく入れない方が良いでしょう。

 

step2|人によって解釈の異なる聞き方をしない

皆さんは“最近”という言葉から、何を想像しますか?

「2日~3日」と答える方から「1か月~3か月くらい」と答える方まで様々ではないでしょうか。

このように”人によって解釈の異なる言葉”の使用はNG

回答者が何に対して答えたのかが判らず、結果としてフィードバックをどう活かせばいいのか見えにくくなってしまいます。

この例であれば、「過去1か月の間」「2学期の間」などと具体的に示した方が、より改善活動に繋げやすいフィードバックを得られることになります。

 

step3|文章は簡潔に!

無償で回答いただくアンケートにおいては、回答者の負担感をなるべく低くする配慮が必要です。

1問1問設問内容の理解に時間が掛かるアンケートを作ってしまった場合、疲れて途中で回答を中断してしまう人も。

丁寧な説明や言い回しにとらわれ過ぎず、回答者がすぐに理解できるような短文で構成することも重要です。

 

今回は設問文を作るにあたっての注意点を3つ上げてみました。

是非、参考にしてみてください。

学校評価の活用方法

こんにちは!IKISAKI情報局です。

IKISAKI情報局では以前の記事で、株式会社エデュ・フィールド 代表 光延栄治氏にご協力いただき、「学校評価の意義」について全3回でお送りしておりました。

 

 

 

今回の記事では、引き続き光延栄治氏にご協力いただき、学校評価を実施した後の「学校評価の活用方法」についてお送りします。

 

 

 

前回の要点~実際の活用方法=ミクロではなく、マクロ視点で結果を捉えたい

初夏に3回シリーズで「学校評価」の意義について述べさせて頂きました。
そこでは学校に求められることが多様化する中で、教職員の汗の効率最適化が肝要であり、
それを図る上で学校評価の活用が有効であるということを申し上げました。
また、「校内のベクトル共有の為に、建学の精神/教育理念/校長方針に基づいた同じ方向を
向いているかどうかを検証する」というベースの活用法の他に、幾つかの活用方法についてご提案致しました。

・ICTの教育活用やコロナ対策、観点別評価などタイムリーな課題への検証

・特定の項目について、学年/コース/クラスという細かな単位ごとの傾向把握

・設問設計など準備段階において、項目立てする教育活動への緊張感を創出すること

もちろん、これらから見えてくる一つ一つの項目結果は大切ですが、
そればかりに一喜一憂するだけでは、学校評価の捉え方として正しいとは言えません。
学校の先生方と専門家の協働によって分析された評価全体を総合的に俯瞰して診ることが大切です。

 

 

 

アセスメントの本質~天は自ら助くる者を助く/学校評価は「自助努力」の道標

ただ、まだまだ自分自身の関心の高い項目のみを注視するのみで
「学校評価での全体的傾向など調査結果を診る余地などない。肌感覚で十分わかる」と仰る先生がいらっしゃるのも事実です。
そして、長い学校生活の中で培われたその感覚は決して間違っていないことが多いのですが、
その肌感覚を他の教職員、ひいては市場と共有する為にはデータの形で可視化することが必要であることは言うまでもありません。
そこで、「学校評価」の結果を共有する「場面」と「対象」ですが、
HPや校内メディアを用いて、保護者などへ公開していくことが必要かと思われます。
もちろん、「拙い結果が出てしまったらどうしよう」という不安もあるかと思いますが、
正直「学校評価アンケート」に表出してしまっているということは顧客から声が上がる直前、と捉えるべきでしょう。
何事においても結果に対して右往左往したり、エクスキューズに奔走したりするのではなく、
率直に結果報告すると共に今後の対応を真摯に説明することこそ、保護者の信頼を勝ち取ることに繋がると思います。

 

 

 

「取るだけ」「見せるだけ」からの脱却:未来のクレームへのエビデンス作り

総じてアンケートで大切なのは、「取りっぱなし」にならず、情報開示で組織の透明性をアピールすることではないでしょうか。
結果の良し悪しばかりに拘泥せず、内省と課題修正により、今後どうしていくかという未来志向こそが求められる姿勢であると考えます。
ただ、どうしても抑えられる問題は抑えたいということならば、
その萌芽を出来るだけ早期に発見することを前提とした質問項目の設定が必要です。
その上で、継続的に学校評価アンケートを続け、小さな経年変化を敏感に読みとって頂くことをお勧めしたいと思います。
思うに、学校は一見、論理的な場のようで、その実際は様々なステークホルダーの情緒に溢れた場です。
そうした危うさを抱えたところで健全かつ公平な運営を行っていく上では個人的感覚に頼ったり、
課題への説明責任から逃れようとしたりしていては、安定的で持続可能なプレゼンスを示し続けることは不可能です。
学校評価を「取るだけ」に終わらせるのではなく、積極的に上記のように活用していくことが、学校の未来を拓くことに繋がると信じております。

 

 

 

 

■この記事を書いた人

【学校評価の意義❸】まとめ:学校の「汗」を効率最適化する為に~設計の上で留意頂きたいこと~

こんにちは!IKISAKI情報局です。

 

株式会社エデュ・フィールド 代表 光延栄治氏にご協力いただき、三回シリーズにてお送りしております、「学校評価の意義」。

 

第三回目の今回は、「まとめ:学校の「汗」を効率最適化する為に~設計の上で留意頂きたいこと~」についてです。

 

まとめ:学校の「汗」を効率最適化する為に~設計の上で留意頂きたいこと~

前回の記事はこちら

だからこそ、設問設計のバランスは非常に重要で、学校様を主体としつつも、項目ごとの重複・数値化の上での軽重の精査など分析を専門とするものの意見を取り入れて頂くことが肝要かと存じます。

 

「教育成果は数値で測り切れるものではない」かも知れません。
しかし、測ることが出来る部分が存在するのも事実です。

 

「内部監査、改革のヒント、広報用」など様々な活用が考えられますが、自校の活動を正しく客観的に捉え、出来ていることと出来ていないことを自覚し、現場のプライドを保持しつつ自ら修復を図ることが最大の意義であると思われます。

 

今後ますます学校に求められることが多様化する中、「カオス&ブラックボックス」のままでは世に教育成果を約束することはできません。

教職員の皆様方の汗の効率最適化を図る為にも学校評価を上手に取り扱って頂きたいと思います。

 

【学校評価の意義❶】学校評価の現状と基本的な意義~定期的な健康診断の必要性

【学校評価の意義❷】実践する上でのプロセス効用~分析・結果のみに意味があるのではない~

【学校評価の意義❸】まとめ:学校の「汗」を効率最適化する為に~設計の上で留意頂きたいこと~

 

■この記事を書いた人

【学校評価の意義❷】実践する上でのプロセス効用~分析・結果のみに意味があるのではない~

こんにちは!IKISAKI情報局です。

 

前回より、株式会社エデュ・フィールド 代表 光延栄治氏にご協力いただき3回に分けて更新してまいります「学校評価の意義」シリーズ。

 

第二回目の今回は、「実践する上でのプロセス効用~分析・結果のみに意味があるのではない~」についてです。

 

実践する上でのプロセス効用~分析・結果のみに意味があるのではない~

前回の記事はこちら

 

どうしても「学校評価」は結果そのものとその使い方ばかりに目が行きがちですが、実はそのプロセス効果も見逃せません

 

第一に質問項目設計の際、「本校の課題はどこにあるのか」と考察していくことやその質問を事前に明示すること、さらに学年別/コース別/クラス別傾向など分析結果の区分により、「こういう結果が出るのでは」という仮説を立てることなど準備の中で教育活動への緊張感を創出することが可能です。

 

また、第二にトレンドに応じた流動的な項目(ICT・コロナ・観点別評価など)を年度ごとに置き、新たな取り組みに対する意識を焦点化し、一定の規範行動に繋げていくということも大切です。ある大学法人の理事長先生が「大学とは異なり、小中高では年次ごとの教育成果を数値で検証する文化がない」と仰っておられました。

しかし、いきなり数値で管理主導しても、良い結果を生じさせることは難しいと思われます。結果検証より前に、前述した「準備段階での緊張感創出と課題焦点化の仮説」で柔らかく変革の動機づけを行うことこそが大切であると考えます。

 

シリーズ第三回では、「まとめ:学校の「汗」を効率最適化する為に~設計の上で留意頂きたいこと」をお送りいたします。

 

【学校評価の意義❶】学校評価の現状と基本的な意義~定期的な健康診断の必要性

【学校評価の意義❷】実践する上でのプロセス効用~分析・結果のみに意味があるのではない~

【学校評価の意義❸】まとめ:学校の「汗」を効率最適化する為に~設計の上で留意頂きたいこと

 

■この記事を書いた人

【学校評価の意義❶】学校評価の現状と基本的な意義~定期的な健康診断の必要性~

こんにちは!IKISAKI情報局です。

 

今回より、株式会社エデュ・フィールド 代表 光延栄治氏にご協力いただき、
「学校評価の意義」について三回シリーズにてお送りします。

 

すでに学校評価を実施されている学校にとっても、これから実施を検討される学校にとっても、
一度、基本に立ち返って学校評価についてお考えいただくきっかけになれば幸いです。

第一回目の今回は、「学校評価の現状と基本的な意義~定期的な健康診断の必要性~」についてです。

 

学校評価の現状と基本的な意義~定期的な健康診断の必要性

「学校評価」について、皆様はどのように捉えておられますでしょうか?

「設計・集計が面倒」

「使い道もよく分からないし、とりあえずやるだけになっている」

「保護者総会やHPに使うので一応形だけは…」

など、こうした声が多いと思われます。

また、分析結果で一定の指標が現れたとしても、年度方針や年間予定は既に走っており、改善アクションを取り辛いなど、単に忙しいというだけでは済ませられない構造的な課題があるのも事実です。

 

しかし、「建学の精神」「教育理念」、さらに校長先生のお考えに基づいた学校づくりのベクトル共有とその認知・確認は学校運営の検証において最も重要なことであることは皆様もお判りの筈。

 

ヒトの身体に例えた場合、健康診断や人間ドックにあたる「学校評価」は正しい治療を導くファーストステップであり、それを行わなかったり、形骸化させてしまっていたりすること自体、学校運営が流れ任せの不健康な状態である証拠と言えるのではないでしょうか。

 

シリーズ第二回では、「実践する上でのプロセス効用~分析・結果のみに意味があるのではない~」をお送りいたします。

 

【学校評価の意義❶】学校評価の現状と基本的な意義~定期的な健康診断の必要性

【学校評価の意義❷】実践する上でのプロセス効用~分析・結果のみに意味があるのではない~

【学校評価の意義❸】まとめ:学校の「汗」を効率最適化する為に~設計の上で留意頂きたいこと

 

■この記事を書いた人

学校評価とは?3つの目的と手法を解説!

学校評価における3つの目的

文部科学省の定める「学校評価ガイドライン(平成28年改訂)」では、以下の目的が示されています。

1. 各学校が、自らの教育活動その他の学校運営について、目指すべき目標を設定し、その達成状況や達成に向けた取組の適切さ等について評価することにより、学校として組織的・継続的な改善を図ること。

2. 各学校が、自己評価及び保護者など学校関係者等による評価の実施とその結果の公表・説明により、適切に説明責任を果たすとともに、保護者、地域住民等から理解と参画を得て、学校・家庭・地域の連携協力による学校づくりを進めること。

3. 各学校の設置者等が、学校評価の結果に応じて、学校に対する支援や条件整備等の改善措置を講じることにより、一定水準の教育の質を保証し、その向上を図ること。

つまり…

学校評価の実施手法

実施手法の義務
実施手法には、それぞれ以下のような義務があります。

特に❷においては、広くアンケート調査が活用されています。

学校評価から読み解く最新トレンド|2022.3 ~ICT活用編~

長らく続くコロナ禍の生活により、学校現場の環境も大きく変化しました。
その代表格とも言えるのが、「ICT活用」ではないでしょうか。

緊急事態宣言下の一斉休校をきっかけに、多くの学校がオンライン授業への取り組みをスタートさせましたが、今では対面授業でもパソコンやタブレットを活用するケースが増加しています。

 

そうは言っても、今はまだ過渡期。
学校内の通信環境や生徒端末のトラブル、授業運営する教員間のリテラシー格差など乗り越えるべき課題を抱えながら、何とか現場の努力で活用を進めているのが実情です。

今回は、ICT活用に対して寄せられた生徒や保護者の声に対する取り組み事例をご紹介します。

オンライン授業で黒板を表示されても内容が見えない

実はこれ、大変多く寄せられている意見の一つです。
zoomなどのオンライン授業ツールを利用して、先生方は黒板にカメラを向けながら授業を進めているという事かと思いますが、画面を通して黒板を見ると、思いのほか細部が見えづらいのです。

こうした意見に対する取り組みとしては、多くのオンライン授業ツールに搭載されている「画面共有」機能の活用がおすすめです。
「画面共有」なら、生徒は先生が見ている画面と同じように閲覧できますし、強調したい部分はマウスで指し示すこともできます。

また、共有する画面はPCで表示できるデータであれば何でもOK。
自作プリントのデータもいいですし、新しく授業用の資料を作成するという場合にはパワーポイントなどをが便利です。

難しい印象のあるパワーポイントですが、実はそんなに複雑ではありません。
生徒に”しっかり見える”事が重要ですので、綺麗にデザインされていなくても、まずは板書しようと思っていた内容をテキスト入力するだけでも十分。ご自身の画面を見て、顔を近づけなくても無理なく読めるかどうかを確認しながら進めてみてください。

また、こうしたPC上に表示する資料(デジタルデータ)は1度作っておけば何度でも繰り返し活用が可能です。

空いた時間に少しづつ作りためておき、同じ教科の先生方と共有し合うなどしながら、教科全体で準備が進められると良いですね。

学校内の通信環境を良くしてほしい

こちらも、多くの寄せられている意見です。
オンラインツールの導入が進み、学校内で通信を伴う活動も増えてきたことで見えた課題かと思いますが、不安定な通信環境での作業はストレスも多く、集中力を削がれてしまいます。

根本的な解決には、通信環境整備時に依頼した事業者などへの相談が必要ですが、一次的には学校内の使用ルール整理などで対応するケースもあるようです。

例えば、”授業内で通信負荷がかかる活動を行う場合には事前に校内で共有しあって調整する”など、大人数での一斉アクセスを避けるためのルールを設けることで、大きなトラブルを回避しながら利用している事例も。

通信環境の強化にはコストもかかりますので、まずは適切なルール設定をしてみるのも良いかもしれません。